お宮参りとはいつの時期かや意味や両親の服装を解説

お宮参りとは何か

歴史について

生後1ヶ月前後に赤ちゃんを連れて神社に初めてのお参りをするのが、お宮参りです。

昔は「産土神詣(うぶすながみもうで)」「産神詣(うぶがみもうで)」とよばれ、生まれた土地の守護神である産土神に参詣して、氏子として認めてもらうための儀式でした。

時期について

女児は生後33日目、男児は生後32日目にお宮参りするのが一般的ですが、地域によってしきたりがちがうので気をつけましょう。

赤ちゃんの1ヶ月健診後、体調を最優先して天気のよい日を選ぶのがおすすめ。神社は遠方ではなく、住んでいるところの近所にある神社に参るほうが、半来の意味にかなっています。

読み方について

「お宮参り」の読み方は「おみやまいり」になります。

マナーについて

お宮参りは両親と父方の祖母の3人が付き添い、赤ちゃんは祖母が抱くしきたりになっています。

家族の服装や赤ちゃんの着物について

☆祖母、父親、母親の服装

お宮参りの正式な装いは、

赤ちゃんを抱く祖母は「色無地紋つき」か「色留袖」、または「訪問着」。

父親は「ブラックスーツ」。

母親は和装なら「訪問着」、洋装なら「ワンピース」を着ます。

☆赤ちゃんの産着と祝い着

男児の産着(内着):「白羽二重(やわらかく光沢のある白い絹着物)」

男児の産着:「鶴や鷹、兜などの絵柄の羽二重地の紋つき。色は黒や紺」

女児の産着(内着):「白羽二重(やわらかく光沢のある白い絹着物)」

女児の祝い着:「花、蝶、手毬などの華やかな友禅模様。色は赤やピンク」

最近ではお宮参りを夫婦だけで済ませたり、服装を略式にして赤ちゃんにはベビードレスを着せたりすることも多くなりました。

☆誰が着物を贈るのか

母方の実家が赤ちゃんへの祝い着を贈りますが、最近は貸衣装の利用やベビードレスの着用が多くなっています。

神社への金額の相場について

ふつうは参拝だけですませますが、希望があれば予約して神官からおはらいを受けることもできます。その際は「初穂料」として赤ちゃんの名前でお礼をしましょう。

金額の目安:3千~1万円

水引:紅白の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「御初穂料」「御玉串料」など

表書き/姓名:上書きよりやや小さめの文字で子供のフルネーム

記念撮影をおこなうなら、赤ちゃんの体調を考え混雑している時期は避けて、別の日にしてもいいでしょう。

のし・初穂料

お祝いの相場やご祝儀袋の書き方について

金額の目安:1万~10万円

水引:紅白の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「祝御宮参り」「御祝」など

表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム

のし・お宮参り

お返しについて

お返しは必要ありませんが、お宮参りでの記念写真を後日お礼状に添えて送ると喜ばれるでしょう。

「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より

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